〔障害を乗り越えていくリハビリ〕
柳川では沢山歩く
最近はストレッチウォーカー®のおかげで,歩くことが楽しくなっています。先日柳川市に出かけた時には,杖を持たずにたくさん歩くことができました。
そして歩くことができたご褒美のように,昼食はうなぎ。また,その後はお気に入りの喫茶店にも行きました。
長距離を歩いても翌日に筋肉痛が現れにくくなってきました。地力がついてきた感じです。私は有頂天になっていました。その気持ちの緩みが,困った事態を招くとも思わずに…。
油断大敵
それは突然やってきました。
夕食後に休憩のために布団に横になっていた私は,居間に財布を置いてきたことを思い出しました。そこで何気なく立ち上がり,何気なく一歩を踏み出したのです。
私は自分の重心が揺らぐのを感じました。一瞬,何が起こったのか分かりません。
その直後,私は突然襲ってきた激痛に顔をしかめ,うめき声を上げました。
私は室内で転倒したのです。痛みで思わず閉じていた瞼をおそるおそる開いてみると,そこには床に横たわった私がいました。
転倒時にはものすごい音がしたのでしょう,妻と娘が
「どうした?」
「お父さん,大丈夫?」
と叫ぶ声が聞こえました。
私は呻くのみでした。
骨にひびが
痛さで動くことができない私は,左右の足の親指の形状が違っていることに気がつきました。どうやら左の親指がおかしいようです。
自分で車の運転ができるかどうか不安だったのでタクシーを呼び,病院に急行しました。
診察の結果,左足親指の骨にはひびが入っているようだと分かりました。応急措置をしてもらって帰宅し,痛みをこらえながら眠りにつきました。
翌日の午後,正式な診断をしてもらうために病院を再訪しました。診断結果は〔左足親指の骨折〕でした。暗澹たる思いになりました。
しかし続ける
左足は腫れているので,ストレッチウォーカーを履くことはできません。リハビリは小休止かなと諦めかけたのですが,これは何かの啓示かもしれないと思い直し,とにかく歩いてみることにしました。
すると足指にテーピングしてもらったおかげなのでしょう,ぎこちないながらも歩くことができるではありませんか。私はちょっぴりの光明を見いだしました。
歩行訓練は少し休むとすぐに脚の筋肉が痩せてきます。そしてまた,訓練のやり直しになるのです。
私は今回の怪我を言い訳にしたくなかったので,なんとか歩行訓練を続けました。
最低限の歩数としている4,000歩を下らないように自分を励ましながら,今後も歩行訓練を続けていくつもりです。
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