MacBook Proのキーボード

【タッチタイピングに挑戦中】

〔クッキング以外のリハビリも〕

近況報告

難病なうをワードプレスで執筆中

皆様,随分とご無沙汰しております。世界はCOVID-19の影響で様変わりしてしまいました。御存知の通り,私は免疫抑制剤を服用しているために感染の可能性は極めて高いため,何もできずにおります。

講演などはもってのほか,買い物に出かけるのにも気を使う毎日です。学校も休みになっているので,音楽に関する指導に出かける機会も全くなくなってしまいました。

私が現在取り組んでいるのはリハビリです。最近は起き上がるのも億劫になるほどに血圧が低く足の腫れもひどいのですが,だからといって寝たきりになると症状は加速度的に進行すると思われますので,なんとか抗う方法を模索中です。
私のリハビリといえば〈リハビリクッキング〉なのですが,最近はそれに加えて

  1. 筋トレ
  2. タッチタイピング

にも取り組み始めています。

限界を悟りつつある筋肉の減退

まず筋トレについてです。私は家族性アミロイドポリニューロパチーの症状として筋肉や脂肪がなくなってやせ細っています。これで運動することを止めると,近い将来立ち上がることも難しくなってしまうでしょう。
ですから,いくらキツくても運動はし続けなければならないのです。

しかし単に歩いたり立ち仕事をしたりしてみても,筋肉は衰えていくばかりです。そこで最近は,筋トレを日課にするようになりました。効率よく筋肉を定着させるために,プロテイン摂取も併せて行っています。
プロテインを摂取するようになってからは筋肉痛が消え,今までよりもたくさん動くことができるようになりつつあります。今後の変化を見て,微調整をしながら筋トレは継続していきたいと考えています。

これも私を悩ませる症状の一つですが,消化不良というものがあります。内臓の働きが弱っているために以前よりも食が細くなり,消化機能も衰えているのです。
ですからタンパク質を摂取しようと料理の献立を工夫してみても,食べたものが栄養(この場合はタンパク質あるいはアミノ酸)として身体に吸収される絶対量が少ないのです。プロテイン摂取は,この悩みを軽減してくれます。食べ物だけに頼らず,筋肉を育てているのです。

衰えを実感する機会が増えた触覚

次にタッチタイピングについてですが,これはもうみなさんおなじみの技術ですよね。パソコンのキーボードを打ち込む時に,キーボード盤面を見ないでスムーズに文書を作成していくスキルです。

実は小学校の教員にはタッチタイピングのスキルが必須ではありません。それよりも文字を正確丁寧に書くスキルや指示や説明をわかりやすく発することのできる話術のほうが優先される世界なのです。
かくいう私もタッチタイピングには疎く,ほぼキーボード盤面を見つめながら文章を作成してきました。私は長らく音楽指導に深く関わってきたので,楽譜作成のほうがスムーズにできるくらいです。

では現在の生活になってからそのスキルが必要になったのかと言うと,そういうことではありません。文書作成の機会は激減し,キーボードに向かう時間は随分と短くなっていると思います。
私が現在タッチタイピングに取り組み始めたのは,指先の感覚に衰えが見られるようになってきたからです。これも私の症状ですが,末梢神経が傷害されています。つまり,手指も趾も感覚が鈍くなり,何に触っているのか良く分からないのです。昨年はこの影響で趾を骨折してしまったという記事を書きましたが,現在は当時よりも感覚の衰えが進行しているように感じています。
それを少しでも防ぎ,できることなら好転させたいと考え,タッチタイピングに取り組むことにしたのです。

タッチタイピングの基本は,指を置く場所を固定化することにあります。タイピングの世界では指をどのキー上に置くかが決まっていて,それを〈ホームポジション〉と呼びます。そのポジションをわかりやすく示しているのがキーボードの二箇所についている小さな出っ張りなのです。
具体的に述べると,右手人差し指は《J》キーに置きますから,《J》キーには出っ張りがついています。同様に左手人差し指は《F》キーに置くので,やはり出っ張りがついているのです。この出っ張りを拠り所にするので,キーボード盤面を見なくても文字の打ち込みができるのですね。

※キーボード盤面に英語の大文字がプリントされているものについての説明です。

FキーとJキーにある出っ張り
FキーとJキーにある出っ張り

もうお分かりでしょう。私の指は,この出っ張りを認識する力に乏しいので,あえてタッチタイピングに取り組むことで触覚を少しでも取り戻そうというわけです。

単純な老化とも闘う日々

これら家族性アミロイドポリニューロパチーの症状からくる衰えを防ぐ取組についてお知らせしましたが,それ以外にも単純な老化現象ではないかと思える衰えも散見されるようになりつつあります。それらについても対処を考えているところですが,それについてはまた改めて書き記したいと思います。


ちなみに,〈タッチタイピング〉という言い方は世界中で広く使われていますが日本では少なく,同意味の表現として〈ブラインドタッチ〉がよく用いられています。
しかし,〈ブラインド〉という言葉の持つ意味を考えると,あまり使わないほうが良い表現ではないかという意見も多く,私もその主張に賛同しています。
ですからここでは〈タッチタイピング〉という表記を取り入れています。

タッチタイピングにはHHKBを使う

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コメント

    • リジチョー
    • 2020年 4月 24日

    何もしないと衰えて行くのは、もうすぐ65歳となる自分もそうだと思っています。
    私も意識して、体を動かすようにします。電車に乗っていた時は、どうしても階段の上り下りがあるので、かなり運動できていたのですが、ころのの関係で、今月は、ゼロになりそうです。
    タッチタイピング
    私もこれから、そのようにいうようにいたします。(何回もトライしながら、まだ、キーボードを見て打っていますが・・・)

      • 4690sensei
      • 2020年 4月 25日

      いつもありがとうございます。〔ウィキペディア〕によりますと,中国では現在でも“盲打”と表現するそうです。差別意識云々は分からないのですが,“ブラインドタッチ”は和製英語だそうで,その一点だけ取ってみても,あまり相応しくはないですね。

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